静岡市・吉祥寺の中野住職が語る「葬式、法要(初七日、四十九日、初盆、新盆)、供養、納骨、お墓、一周忌、三回忌などの仏事のこぼれ100話」でタグ「自然葬」が付けられているもの


jyusyoku_kaku.jpg(まとめ03)静岡市吉祥寺の中野住職が語る「仏事のこぼれ100話」--3--自然葬のこと

静岡市吉祥寺(http://www.kitijyouji.jp/)の中野住職が語る「仏事のこぼれ100話」です。
富士山の見えるお墓,樹木葬,海洋葬,葬式,守り本尊,戒名,法要,初七日,四十九日,初盆,新盆,供養,納骨,お墓,一周忌,三回忌など、
身近な仏事から役立つこぼれ話を選んでみました。
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3自然葬のこと

 

3-NO1-25
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬)一  海洋散骨 A
 このところ耳にすることが多くなって参りました『自然葬』ですが、まだまだ一般化したとは言い切れません。
その中でもよく選ばれる方法は『海洋散骨と樹木葬』となりますが、この二つからお話してみましょう。
△ 海洋散骨のこと  これは一艘の船(小型クルーザーや漁船など)を借り切って一家族だけで海に出て故人のご遺骨を海に散ずるか、複数の家族と同乗して散骨するという方法があります。
また遺族関係者は一切船には乗らず、散骨そのものを委託してしまうやり方などもあります。 
経費は貸切でおよそ¥30万程度、全て委託すると¥5万程度が現状のようです。
但し、ご遺骨を現地や業者までどうやって運ぶか?また形がわからない程度まで粉砕しなければなりませんから、この二点に関して方法と経費を考慮確認する必要がありますね。
因みに私たち 静岡 吉祥寺 では、JR静岡駅合流後歩いて5分の 静岡 吉祥寺事務所 まで
お越しいただき、休憩の間に準備をさせていただいています。
全委託の場合は、ご自身で 静岡 吉祥寺事務所 までお持ちいただくことを原則と致しますが、
どうしてもご無理な方にはその都度別途対応させていただいていますので、
経費は上記金額に『交通費』のみが実費ご負担となります。

 

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自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬)二 海洋散骨 B
 私ども 静岡 吉祥寺 で始めて実施した海洋葬は平成18年の8月6日でしたが、今でも忘れられない光景として残っています。 当時は知り合いの漁船の船長さんにお願いして、シラスで名高い用宗港から出ていました。その日の天候は晴れた暑い日で、海は台風の余波で少し波が高目でしたが、港から20分ほどで現場に到着し「あっちが三保で、向こうが御前崎だよネ」と話しつつ読経に入りました。
読経のあと私が写経した般若心経で包まれた本体のご遺骨は、喪主が手ずから海に戻され、同乗の参加者8名には白菊の上に溶けるカプセルに封入したものを載せて揺れる船べりから、手を海水に濡らしながら浮かべてもらいました。そうしたら、潮の加減でしょうかそのカプセルの載った白菊が一箇所に集まってゆくではありませんか・・・・・!!
汽笛を鳴らし、その周りを三周して戻りましたが、喪主を始めしばし言葉もなく見守っていました・・・・。
 因みに今回は般若心経を読誦しましたが、宗教儀礼は一切なしで!というご希望にはその通り対応させていただきますのでご安心ください。

 

3-NO 3-27
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬)三 海洋散骨 C
 このほか 静岡 吉祥寺 の実施ではありませんが、著名な方々の海洋散骨の実例としましては、
○ 石原裕次郎さんが弟 慎太郎さんによって湘南の海に還りましたし、
○ 作曲家の いずみたくさん の遺灰も相模湾へ戻りました。
○ 破天荒の漫才師、横山やすしさん は広島の宮島へ・・・
○ 一世を風靡したドリフターズの荒井注さんは、遺言どおりケアンズの海に散じられました。
 このほかにも知られていないケースもあると思われますが、徐々に確実に認知され実行されつつ進んできています。 進化の元をたどればいうまでもなく『母なる海』に戻ってまいりますが、海洋散骨という『海へ還りたい』希求は至極当たり前の叫びなのかもしれません・・・・。
時代の変化と共に、もはや旧来の方法だけでは様々な 「人としての最後の願い」 を叶えられない状況に突入してきたのでしょうね。
どのように生ききり、どのような終末を迎え、どのように旅立つのか?真剣に向き合わねばならなくなった今日です、共々に考えさせていただきましょう・・・・・・・。

 

3-NO 4-28
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 四 山林散骨と樹木葬 A
 海洋に散骨するなら当然『山林への散骨』の希望もでて来ます。
具体的にはホントに細かくしたコップ一杯分程度を参加者自らが所定の地面に散じて混ぜてしまいます。残りは『管理者』の責任において取り扱うこととなります。 じゃあ 場所 は何か指定や決まりがあるの?それとも 何処でもいいの?という疑問が出てきます。
建前は『地主がOKなら何処でも可能』ですが、当然 水源地 に関わったり、近隣住民の日常生活に情緒的不安や不快感を与えるようなことは許されてはなりません。 何処までも『公序良俗』と申しますか、あいまいですが 極めて平均的・常識的 といわれる観点から見て『コレならいいだろう・・・・』という感じになると思います。
ある会社が企画提案しているものに『特殊加工の容器に粉末化した遺骨を納め、埋めずにそのまま自宅の庭に置きっぱなしにして自然に還す』というものがあります。 この企画の ミソ は『土に埋めない!!』という点ですが、(墓地以外の場所には 埋める ことはできません!)確かにこれは法的にはすれすれであり違法ではありません。しかし埋めない のですから割れたり倒されたりしたら中身が散らかりますよね・・・・。
また、近隣ご近所への問題も大きすぎると思われます。

 

3-NO5-29
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 五 山林散骨と樹木葬 B
 私ども 静岡 吉祥寺 では昔からある墓地に隣接する東向きの自然林を『墓地として登記』していますので、安心してそこで 散骨や樹木葬 を行うことができます。 山寺の強みですネエ・・・? ところで前回に書きました『ホントに細かくしたお骨』のことですが 海洋散骨にしても山林散骨 にしても一番問題になるのが、この 『ご遺骨のパウダー化』 なのです。 ある市民団体が『自由葬』の啓蒙活動の一環としてこの『散骨』を取り上げ、経費の面を強調し『自分の手で細かくできます!』と謳い、その方法として『ビール瓶をタオルでくるみ押し付けるようにして細かくします』というチラシをだしていました。
しかし皆さん、自宅のどこかで骨壷から少しずつ故人のお骨を出して、広げたシートの上で自分の手でやるんですよ・・・! 耐えられる人が何人いるでしょう?
しかも、畳やフローリングの上でビール瓶にタオルを巻いた位では決してパウダー状にはなりません!!頑張ってもせいぜい全量の四分の一ほどが米粒程度になればいいところなんです。残りはしっかり原形をとどめているんですよ!特に頑健な体格の方やお若い方は余計しっかりしています。 私どもはこういう事実を身をもって知っていますので『この啓蒙活動の方達は自分たちが本当に試してから印刷物にしたのか?』と唖然といたしました。
よく論語読みの論語知らずといいますが、無責任極まりない啓蒙活動ですね・・・。

 

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自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 六 山林散骨と樹木葬 C 樹木葬
 次に 樹木葬 のことをお話します。山林散骨と何処が違うのでしょうか?
それは次の二点です。
△ お骨をパウダー状にしなくていい
△ 墓石は使わないが『墓地』として登記されている場所に限られる  というところです。
つまり、土の中で分解しない磁器などの容れ物ではなくて 『土に還る』 ものに収納して墓地として登記された山林に埋葬するという形なのです。
この樹木葬の方法には二つありまして、年経た大きな樹の根方に埋葬する方法と、一霊ずつ記念に植樹をしてゆく方法です。岩手県一関のお寺が日本での始めといわれ1999(平成11年)から始まり、わずかの間に一気に広がりを見せておりますが、自然林が無いとなんとも様になりませんし、植樹をしますから場所も広く確保する必要がありますので、樹木葬を実行できるところも限られてきます。
因みに当地静岡では 静岡 吉祥寺 と小鹿の浄土宗寺院の二ケ寺だけですが、海にあこがれる方と同じように、なんとなく山にひかれる方や、記念の植樹に惹かれる方などが徐々に増えつつあります。
経費は1年2回の手入れを30年勤め、記念の墓標を毎年更新して読経供養する形で¥50万。
百年樹の根方に還る方は¥10万です。
なお、個別に植樹するが10年だけ面倒見てくれればいいよという方は¥20万です。

 

3-NO7-31
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 七 問題点 A
 山林散骨/海洋散骨/樹木葬に共通する問題は『天候』です!
お施主さんが近くの方なら前晩に変更できますが、遠い親戚も来るから・・となると大変です。当然台風の時期や梅雨時ははずしますが、予備日を設けられるようならば1週間後の土日を第2候補としております。
しかし、仕事の都合上予備日は取れない!という方には当日に現地かJR静岡駅でお預かりし、後日 静岡 吉祥寺 で写真に収めつつ散骨を行うようにさせていただいています。
海洋散骨なら3月~5月と11月。山林散骨なら3月~5月と9月後半~11月でしょうか。
因みに樹木葬の中でも『記念植樹』を行う時には苗木の『植え時』も考えねばなりません。平均的な『庭に植える花木』はほとんどが真夏を避けた期間ですからほぼ問題ないのですが、なるべく最適期に合わせてあげたいので、静岡 吉祥寺 のご用意した花木の資料を参考にご相談させてもらっています。 当然植樹してすんなりと活着してくれれば一番ですが、うまくなければ、次の最適期に 静岡 吉祥寺 で責任を持って補植させていただきます。

 

3-NO8-32
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 八 問題点 B
前の3-NO 5-29でも書きましたが、パウダー化という作業はご自分でなさるものではないと思いますし、またできるものではありません。 じゃあ、お寺に任せるけどどうやって 『パウダー状』 にしているの?と聞きたくなるのも人情でしょう。 人は 知りたがり屋 ですが、しかし何もかも全部知ることが幸せか?というと決してそうではないと思うのです。 例えは悪いですが、よくお蕎麦の手打ちをガラス越しに実演している光景を見ますが、その一角はそれこそ粉だらけでしょう・・・?細かい粉は舞い上がるんですね・・・・。 お話しできるのはせいぜいこの程度ですが、これで『パウダー化』の所作をなんとなく感じて下さい。
私たちにとって 幸せ の一つの側面には、うす々知っていてもそれ以上は詮索しないで、後は『任せて』考えない!ということも一つの生きる知恵としてあるのではないでしょうか?
欲得だけでお骨を自分で云々し、大事なものまで失わないでくださいませ・・・・・・・・。

 

3-NO9-33
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 九 歴史 A
 ところで自然葬という言葉の持つ広い意味は 風葬/鳥葬/水葬/火葬/土葬 などのいわゆる葬儀方法一般であり、散骨もその中の一つです。但し、墓石とカロウトを云々することはまた別の場面と考えられます。 つまり、ご遺体や遺骨が『循環する自然な状態に還ること』という意味であり、森羅万象に還さずに、保管収納しておくこととは正反対の方法だということになります。
風葬/鳥葬 は現代では馴染みのないものですが、昔にはそのまま故人を置いてきてしまう葬送もあり、京都の 『化野』 (あだしの-京都市右京区嵯峨鳥居)はその最たるものの一つです。今でこそ飲食店やみやげ物などがあり、観光名所となって遊び感覚で浮かれていますが、それはソレハ凄まじいところだったんですね・・・・・。考えてもみてください、遺体が常温で置かれているのですから、きれいにお骨になるまでは一体どうなのかと・・・。 今日では火葬に付して骨壷に納め、カロウトに収納することが当たり前で、大昔からそうだったように錯覚しています。 中にはお骨を カロウト に収め墓石を建てなければ 『供養できない!』 と騒いでいるご婦人がいらっしゃいますが、常識も文化習慣もおんなじ日本人の中でさえどんどん変化して留まりません。皆様くれぐれも『化』かされないように・・・・・。

 

3-NO10-34
自然葬のこと(山林散骨/海洋散骨/樹木葬) 十 歴史 B
 さていろんな葬法の中で、現在言うところの『自然葬』は 散骨と樹木葬 に絞ってよいと思います。
日本で自然葬といえば『散骨と樹木葬』だという概念が定義されたのは、「葬送の自由を進める会」が発足した1991年2月の趣意書からだそうです。
それを受けた形で、この年に法務省と厚生省のそれぞれから公式見解が出され、ここに『自然葬 散骨』の
許可がおりることになりました。 当然3-NO 4-28と29で書きました、節度も持って公序良俗に反せず、近隣の住民感情が納得できるものという範囲は徹底して守らなければなりません。
最後に 自然葬 には二つの性格が見て取れることを書き添えます。
一つは故人やご家族のご意思を純粋に実現し叶えたいというもの。
二つ目には 里山の保護 という観点から推進、遂行しようというものです。
いろんな思いや理屈がありますが『供養』という果てのない世界です、いつも言いますが善悪ではなく『あなたが悔いのない方向』をしっかりと見定めていただきたいと思います。
どうぞ 静岡 吉祥寺 をお気楽にご利用くださいませ。

 


※Assist by  株式会社 日本情報処理 & 池谷和久税理士事務所 URL http://www.money.gr.jp/ http://zei.aoi-ku.com/